暑い夏を迎えたにもかかわらず、新型インフルエンザの感染者が爆発的に増えている。厚労省は、全国の新型インフルエンザ感染者の数を6万人とみており、感染のスピードは衰える気配がない。
心配されていたとおり、高齢者や慢性疾患をもつ人の死亡例は19日の名古屋の女性(80歳)で3人目となったほか、沖縄、熊本、神奈川の各県で子どもが重症化するケースが出始めた。
幼児の重症化リスクは早くから指摘されており、新学期を迎える教育現場でも不安が広がっている。
今年6月、医療機関による遺伝子検査要請を拒否するなどドタバタがつづいた福岡市では、「秋以降の爆発的感染拡大に対応できるのか?」といった声があがっており、市の危機管理の姿勢が改めて問われることになる。
場当たり的な国の方針に従うのではなく、福岡市独自の対策が求められていることは言うまでもない。
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