（株）九州リースサービスが旧岩田屋体育館跡地（中央区今泉）を約10億円で購入したことは、新聞紙上で報道された通りだ。民事再生手続き中の（株）ディックスクロキが、かつて約30億円で取得した物件である。それを20億円も安く買いたたいて手にしたことに対して関係者は、「さすが!!九州リースサービスさんの『感激』でなく『間隙』ビジネスは誰にも真似できない」と驚嘆の声を上げている。
ご存じかどうか知らないが、同社の営業戦略のなかでは、不動産賃貸事業の育成を最重要課題に挙げている。この体育館跡地を立体駐車場事業にあてるとみられる。作州商事（株）の城戸オーナー（故人）が所得税法に触れて逮捕された際に、同氏の資産が売却されたことがある。このときも同社は、『間隙を突いて』利回りをよい物件を確保した。

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