各メディアによる総選挙の情勢調査の結果が候補者陣営はもとより、各界に衝撃を与えている。
大半の調査結果が民主党の300議席超えを示しており、福岡県内の選挙区でも民主の躍進が顕著となっているという。「圧勝」が予想された前職陣営が苦戦、「激戦」と言われてきた選挙区では民主候補が大きく差をつけて独走している。こうした情勢を受けて、メディア側の取材態勢にも変化が見られる。「激戦を追う」というタイトルで追いかけるはずの選挙区情勢記事が、ボツになったケースもあるのだという。
頭を抱えているのは、首長らである。福岡県内の首長は、多くが保守系無所属で、自民候補陣営の選対幹部を務めているケースも少なくない。民主党政権になったらどう向き合っていくのか、頭を悩ます県南地域の首長の話が飛び込んできた。22、23日の週末、再度各社の選挙情勢調査が行われ、一斉にその内容が報じられる。選挙序盤の20日、異例とも言えるこの時期に朝日新聞が「民主、300議席うかがう」とぶち上げたが、同様の報道が続けば衝撃はさらに強まるだろう。
【総選挙取材班】
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