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福岡7区・朧大橋 ~その先にも橋があった!~
政治
2009年8月 6日 08:00

 衆院福岡7区の象徴として取り上げられるようになった福岡県八女市の「朧大橋」。自民党・古賀誠元幹事長の政治力が生み出した巨大モニュメントだが、事業のあり方は疑問である。

 50億円近い税金が投入された橋である以上、きちんとした事業計画に基づいているものと考えていたが、橋へのアクセス道路については、その計画さえ定かではない。そうした意味ではまさに「朧(おぼろ)」なのである。

 朧大橋を渡りその先へと進んでいくと、1分も走らないうちに道路がなくなる。正確に言うと、現在、新たな道路建設が進められていると言うべきだろう。

090806_oboro2.jpg

 しかし、そうなると、道路と道路をつなぐために橋が架けられたのではなく、新たな道を作るためにあえて唐突に橋だけを建設したことになる。朧大橋が次なる公共事業を呼び込むための誘導装置であることのゆえんである。

 朧大橋先の道路工事現場で作業員の方に話を聞いたが、道路がどこまで建設されるのか知らないという。もちろん全体の道路工事がいつ終わるのか分かるはずがない。ふと目をやると、建設中の道路の先には朧大橋よりは小さいが、それでも立派な橋が出来上がっていた。金のかかる工事が優先されているらしい。

090806_oboro1.jpg
 
 地元民が望んでいたのは、こうした魔法のような公共事業の創出だったのだろうか・・・?
 写真3の現場は、八女市側から朧大橋へ向かう道の途中なのだが、道路の端が崩れたままになっており危険な状態がつづいている。先日の集中豪雨の影響を受けたものと思われるが、ほかにもがけ崩れの跡が散見された。巨大橋より先に、生活道路の整備を優先したほうが住民のためになったのではないだろうか。

090806_oboro3.jpg

 福岡7区の公共事業のあり方について、さらに検証してみたい。

つづく

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