神奈川県横浜市の生コン製造業(株)和田砂利商会が負債約20億円を抱え2009年8月28日に東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日保全命令を受け破綻した。7月29日に実施された初回工場審査及び認証維持審査において虚偽の報告を行ったとして財団法人建材試験センターよりJISの認証が取消されたことが破綻の大きな要因の一つとなった。尚、同社によるとJISの再認証を受けるために最善を尽くし、生コン製造も継続する意向。
約30億円の業績を誇った同社。偽装工作が露呈して市場から一発退場を命じられた形。審査が厳しくなっているにも関わらず何故虚偽報告したのか?大半の生コン工場経営者はこのようなことは無いだろうが、くれぐれも細心のマネジメントを実施して頂きたい。
【河原 清明】
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