(株)川崎技研は福岡市に本社を持ち、大型施設のゴミ焼却炉の設計施工などを手掛けている。増え続けるゴミ問題に悩む地方自治体などからゴミ焼却プラントを受注し、過去に80億円を超える業績を残してきた。
しかし、近年の公共工事減少のなか、公共工事に依存していた業界は厳しい状況に直面している。同社もはこうした中、2007、08年12月期の売上高40億円を超え、比較的安定した業績を残している。
今まで公共工事に頼ってきたある地場業者は「公共工事も競争が激しくて利益確保が厳しくなってきた」と窮状を訴える。しかし、厳しいと言いながらも特殊な事業を展開する同社は、窮乏する公共工事依存業者よりもまだ余裕はありそうである。
【道山】
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