業界消息筋によると、セメントメジャー各社の経営が苦境に陥っている模様。
2008年後半から09年前半にかけて大幅な減益となり経営が急激に悪化している。
世界各地で工場閉鎖、人員整理そして資産売却などが進行している。
特に大型買収により経営悪化したメキシコのセメックスは約1,900億円の資産売却を計画、既にオーストラリアの事業をスイスのホルシムに売却。またドイツのハイデルベルクも大型買収の影響で厳しい財務内容に陥っており、金融機関にリスケの交渉を行なっている。
フランスのラファージュ社は、韓国の子会社を売却する意向である。
世界の業界トップクラスも経営難で苦しんでいる…
【河原 清明】
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