国内の証券取引所に上場する企業(不動産投資信託、外国企業を含む)の減少が続いている。2009年7月末時点の上場銘柄数は3,843銘柄と、17ヵ月連続で減少しており、05年11月末の水準まで落ち込んでいる。景気悪化により不動産業等を中心に経営破たんが相次いだことに加え、企業内容の悪化により上場廃止基準に触れる企業も増加、一方で、新規株式公開の低迷や上場子会社の非公開化なども銘柄数減少の一因である。
【久米一郎】
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