2008年度の九州地方における生コン出荷量は総計(非組合員含)で1,475万m3。九州の工場数は約660工場。1工場の平均出荷量は年間22,348m3。月換算で1,862m3。平均価格は10,926円/m3。平均年商は2億4,418万円。1工場当たりの従業員数6.8名(委託を含む)で1人あたりの年商は3,590万円。月商換算すると299万円。直近のTKCのデータでは1人当たりの売上高が276万円/月。その数値と比較すると良好である。但し九州生コン工場の従業員1人当たりの人件費は現況リサーチ中で未確定ではあるが、全国生コン工場における黒字企業の粗利益率は58.5%となっており、その数値を当てはめて計算すると、九州地区の生コン工場平均の粗利益は9,327万円/年。そして同じ条件におけるの労働分配率は41.5%で、その数値で考察すると九州地区生コン工場の年間人件費は平均で3,870万円。1人あたり47万円/月の人件費が算出される。(人件費≠給与ではない。福利厚生など従業員に対するコストも含まれている。だから47万円/人の給与ではない)
【河原 清明】
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