前原市長選(9月20日告示)に、環境デザイナーの佐藤俊郎氏が立候補を表明した。佐藤氏は環境デザイナーや建築家といった肩書きを持ち、まちづくりや建築の分野において数々の実績を持つ。佐藤氏は「これまでやってきた環境設計という仕事の集大成にしたい。チャンスは1回だと思っている」と意気込みを語っている。
今回の選挙で注目すべきは、次の任期が実質2ヵ月半しかないという点。市町村合併により‘糸島市’が誕生するためである。しかし、佐藤氏は「今回の選挙は消化試合ではない。民意を問う重要な選挙である」と述べている。
佐藤氏は東京のデザイン事務所に3年間勤務後、ロサンジェルス支店へ転属。その後カリフォルニア大学ロサンジェルス校で2年間、環境・都市計画を勉強。12年間の滞米後に帰国し、環境コンサルタント会社を設立した。他にもNPOの理事や大学の講師、行政の委員会メンバーなど幅広い活動を行なっている。熊本県水俣市生まれで現在56歳。
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら