前回述べたとおり、生コン工場の集約化を推進することで、経営効率が上がりそしてCO2削減や電力などエネルギー消費など環境保全及び負荷に対してもメリットが多数ある。当然、地域それぞれの事情で集約化に対して課題も多数あるだろう。約3,900工場の内、業界が掲げている1,200工場の集約を実施できれば集約率は約30%である。環境面で効果が現れる数値である。
集約化=工場撤収、廃業などという“負”のイメージが先行しがちであるが、集約化は“負”だけでないことは確かである。
(つづく)
【河原 清明】
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