トヨタ自動車九州(株)(福岡県宮若市)は10月、11月のそれぞれ2日間の休日出勤を実施すると発表した。これは、トヨタ九州で生産している「レクサスHS250h」(ハイブリッド車)の販売好調をうけたもの。臨時操業で生産台数を増すためである。
通常、トヨタ九州は昼夜2交代制を採用、今回発表された休日出勤はこのうち一方の時間帯で実施。そのため、実際には月に1日のみの臨時稼働見込みとなる。ハイブリッド車の販売好調さは伝わってくるが、まだ回復とまでは呼べない状態である。
他方、日産自動車㈱は、キャントン工場(米国ミシシッピ州)で生産している「インフィニティQX56」(SUV車)の生産をグループの日産車体九州㈱(福岡県苅田町)に移管することを発表した。その他にミニバン「クエスト」の生産も日産車体九州へ移管する模様。
今年暮れには「エルグランド」や「セレナ」も九州工場への移管が決まっており、北部九州の自動車産業にとってはまたとないチャンスである。
【発信・北九州】
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