2009年6月19日に、国土交通省がサムシング元代表の仲盛昭二氏に対して一級建築士の免許取り消しを求めていた問題で、9月7日、福岡地裁は仲盛氏側の主張をほぼ全面的に認めた。建築士にとって、画期的な判決が下されたと言えよう。
この問題は、2005年11月に起こった姉歯秀次被告による構造計算書偽装問題の余波を受けたもの。国側が仲盛氏に対して、構造計算書は一貫性がなく不誠実な行為に当たるとして一級建築士免許の取り消しを求めていたが、結果的には国側の証拠が不十分だったということが証明された。
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