NET-IB NEWSネットアイ

ビーニュース

脱原発・新エネルギーの関連記事はこちら
純広告用VT
カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

社会

福岡2区・稲富陣営に新たな政治資金流用疑惑!
社会
2009年9月14日 08:00

 福岡2区で初当選した民主党・稲富修二氏陣営に、07年の福岡県知事選に関する新たな政治資金流用疑惑が存在することが明らかとなった。1,900万円の使途不明金問題に次ぐ杜撰な政治資金管理の実態に、批判の声が上がりそうだ。
 
領収書 民主党が稲富氏の知事選擁立を決定したのは07年2月19日。3月7日には知事選向けの支援団体「ふくおか@創造リーグ」(以下、創造リーグ)が設立され、県選管に政治団体の設立届が提出される。
 07年分の収支報告書によれば、創造リーグの活動資金は、全額が民主党からの寄附2,750万円(うち1,500万円は『いなとみ修二後援会』を迂回して入金)でまかなわれている。このうち07年内に使われたのは11,617,675円で、選挙終了時の残金15,882,325円が、そのまま翌年に繰り越されている。

 ところが、創造リーグは知事選から9か月以上経った08年1月28日になって、12,355,611円という巨額な宣伝事業費を市内の業者に支払う。収支報告書の記載を確認したところ、支出の目的は「ポスター、ハガキ等企画制作費」。知事選挙に関する支払い残があったと思われる。しかし、この支出目的と支払い時期は新たな疑問を提起する

 第一に、政治団体「福岡@創造リーグ」が本当に『ポスター』『ハガキ』といった印刷物を作ったのかどうかという点である。07年3月7日の団体設立から知事選告示日の3月22日まで16日間しかない。この間、創造リーグが印刷物を作製し使用するとしても、公職選挙法上認められるものは限定される。22日から4月7日までの選挙運動期間は、政策宣伝用のビラしか作れない。つまり、創造リーグが『ポスター』『ハガキ』を使用することは、法的にも、物理的にも無理があるのだ。むしろ稲富氏個人の「選挙運動用」だった可能性のほうが高い。支出目的の信憑性に大きな疑問が生じているのである。

 次に、前述のとおり、知事選終了時に1,600万円近い残金があったのならば、1,200万円程度の支払いは07年中に終わらせることができたと考えるのが普通。9か月もの間、支払いを遅らせる理由はない
 
 結論から言う。稲富陣営は、収支報告書上、知事選終了時に存在したことになっている1,600万円余りの残金を保有しておらず翌年になって用立てられた金を支払いに充てたのである。帳尻は合っているが、収支報告書の内容は事実と異なることになる。それでは、1,600万円余りの現金は、一時的にではあるが、どこに消えたのだろう?

クリックで拡大
クリックで拡大

(つづく)

※記事へのご意見はこちら

関連記事

powered by weblio


社会一覧
純広告VT
純広告VT

純広告用レクタングル


IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル