国土交通省により平成21年6月19日に取消処分となった私の一級建築士及び構造設計一級建築士免許に関して、平成21年9月7日、福岡地方裁判所は、「免許取消処分の執行停止」という裁定を下しました。私の主張が、ほぼ完全に認められたかたちの内容となっています。(詳しくは、ホームページに判決全文を載せています。http://www.asio.jp/)
今回の件に関しては、国土交通省も大変苦労をされたかと思います。混乱の原因は、国土交通省に虚偽の報告を行い続けた、福岡市をはじめとする特定行政庁の責任転嫁と建築行政(構造)の能力不足が原因と判決文の中にも書かれています。
私としては、今回の裁定により、関係者の方々に対する責任の一部は果たすことができたのではないかと思っております。
今回の裁定について、当然、国は納得してもしなくても控訴していただきたいと思います。より上級の裁判所の判断も仰ぎたいと思います。また、これと並行して、本裁判にも進んで、その判断も仰ぎたいと思います。
今回の申立に際して、福岡地方裁判所には、私が持ち得ている情報や資料の50%程度しか提出していません。残りの50%は、控訴・上告や本裁判に備えて準備している最中です。この他にも行政庁が隠蔽している内容をすべて、司法の場で公開していきたいと思っています。
特定行政庁の国交省への虚偽の報告により、混乱や風評被害が生じたことについては、今後、徹底的に追及していく所存です。
平成21年9月11日
元 サムシング(株) 代表取締役 仲盛 昭二
(現 協同組合 建築構造調査機構 代表理事)
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