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疑惑の核心へ! 福岡2区・稲富陣営の政治資金流用問題
社会
2009年9月16日 08:09

 衆院福岡2区・稲富修二陣営による政治資金流用問題は、すべて07年の福岡県知事選にからむものだ。知事選向け推薦料4,000万円のうち、余剰金となった1,900万円。稲富氏の支援団体「ふくおか@創造リーグ」(以下、創造リーグ)の一時的流用金約1,600万円。いずれも民主党から支出されたもので、大半は税金を原資としていると見られる。稲富陣営による政治資金流用問題は、「税金のムダ使いをなくす」としてきた民主党の主張に疑問を投げかけるだけでなく、組織ぐるみの「選挙ロンダリング」の可能性さえある。

 余剰金1,900万円は現在のところ戻されていないが、じつは創造リーグの一時的流用金は昨年の早い時期に稲富氏側に戻されている。その金で福岡市内の業者への支払いを行ったのである。ただし、収支報告書上、昨年1月に業者へ支払われたとされる1,200万円以上の「ポスター、ハガキ等制作費」については、その支出目的に大きな疑義が生じている。公選法上、創造リーグが作成できる印刷物とは思えないからだ。選挙運動費用が混じった可能性が高いと考えられるが、だとすれば極めて杜撰な経理処理と言わざるを得ない。もちろん公選法や政治資金規正法上の問題も生じる。

 数千万単位の巨額な政治資金流用疑惑の中心にいるのが、古賀友行元県議であることは間違いない。古賀氏は、稲富氏の知事選で選対本部長を務め、1,900万円の選挙余剰金を「預り」、さらに財界人に「預けた」と明言した。「預けた」という表現で逃げられると思っているようだが、その金がどのように管理されているのか分からないのであれば、明らかに「流用」だろう。
 
 稲富氏は、今月4日の釈明会見で、古賀氏と合意の上で「預けた」としたが、じつは稲富氏側は、ある時期まで「預けた」という意識がなかったことが、昨年からの取材で判明している。これは何を意味するのだろう?
古賀元選対本部長の政治資金の取扱い手法と、稲富陣営に何が起こっていたか、昨年からの取材結果を報じていきたい。疑惑が思わぬ方向に向かうことも予告しておく。

(つづく)

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