昨日に続いて、再販物件の話。ここ1年、再販物件はデベロッパー、消費者の双方にとってメリットがあった。しかし、今後に関しては、再販物件はもうあまり出てこないというのが業界関係者の見方である。実際、地場デベロッパーのX社は「最近は、めっきり再販物件の案件は来なくなりました」と言う。
そうすると、デベロッパーはどうやって、生き残っていくのか?結論は、現在の在庫を早期に売り切り、再び自社企画物件をやっていくしかない。少しずつ、自社物件を手掛けるところもここ最近は現れてきている。弊社で確認しているだけでも、来年1月からスタートしそうな物件が福岡市南区や糟屋郡などである(いずれも地場デベロッパーが開発予定)。
まだまだ市況環境は厳しいが、年末から年初頃には、マンション業界も少しずつ回復してきそうな予感である。
【宮野 秀夫】
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