2008年7月、下関市の水産加工業者の㈱エツヒロ(代表:森 敏一氏)が中国産トラフグを熊本県産と偽って販売していた事件が発覚、同社はこれが原因で同年10月に経営破たんに追い込まれた。下関市の水産業界では、今年6月、地場中堅の(株)日高食品、9月には大手の下関水陸物産(株)がいずれもフグ加工品の賞味期限を改ざんしたとして、農林水産省の調査を受けている。相次ぐ不正表示事件は水揚げ量日本一のフグの街・下関のイメージを悪化させかねず、下関市は本腰をいれて対策に乗り出した。
フグ加工業者による「偽装」の真相を検証し、下関の水産業界の今後の取り組むべき道を探ってみる。
弊社では特別取材班を編成、シリーズでお送りすることにする。
【特別取材班】
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