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シリーズ・偽装表示で揺れるフグの町・下関(3) ~「トラフグ」の産地偽装
特別取材
2009年10月11日 08:00

 (株)エツヒロの内情は火の車であった。厳しい資金繰りを続けていたエツヒロにとって、トラフグの産地偽装は会社存続のための窮余の策であり、ウナギの産地偽装事件と同様、消費者を欺く悪質な違法行為であった。農水省が確認しただけで、08年3月から6月までの間に中国産の養殖トラフグを熊本県産として約1,200キロ、シロサバフグを山口県産のトラフグとして約800キロを刺身等として販売。また中国産アンコウを山口県産(下関市が水揚げ量日本一として売り出し中)と偽り、約1,100キロを販売していたという。
 ちなみにエツヒロの元社長・森敏一被告は、下関市に合併された旧豊北町の「豊浦大津衛生センター」の工事(発注者:江島潔下関市長、総工費:12億7,800万円)を新規参入で請け負った(株)プラウドの社長でもあった。汚水処理施設の稼働率が当初の計画通りに進まなかったことも、「トラフグ」の産地偽装の一因ではないかと囁かれている。

(つづく)

【特別取材班】


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