(株)ベスト電器(本社:福岡市博多区、濱田孝社長)は10月13日、業績予想の修正および特別損失の計上を発表した。
第2四半期累計期間において、郵便法違反事件に関連し、広告の1ヶ月間の自粛、顧客の信頼回復の遅れによる客数の大幅な減少などの影響があった。また、長梅雨や豪雨によりエアコンなどの季節商品が低迷したことにより、特に直営店の既存店売上高が不振となり、減少する見込みとなった。
また、利益については、(株)さくらやおよび台湾子会社の売上低迷による業績不振と、(株)ベストクレジットサービスの過払い利息返還請求権に係る引当金が増加したことにより、業績悪化に伴う減損損失の特別損失計上などにより、前回予想から大きく下回る見通しとなった。
通期においては、下半期において、エコポイント商品の販売とエコポイント提供事業者に指定されたことでの相乗効果による需要取り込み、(株)ビックカメラとの提携強化、法人営業の強化と、アウトレット事業などの新規の事業や5年間下取り保証サービスの導入などによる需要の開拓を実施することにより、業績の改善を図るとしている。
特別損失の計上については、2010年2月期第2四半期連結会計期間において、財務体質健全化のため、減損の兆候が認められた一部の収益悪化店舗および今後の閉鎖予定店舗の全部または一部の資産などの評価額を減額し、減損損失9億900万円を特別損失として計上する見込み。
◇通期 業績予想の修正
(2009年3月1日~2010 年2月28日)
【売上高】
前回発表予想:3350億円
今回修正予想:3504億円
増減額:154億円
【営業利益】
前回発表予想:19億円
今回修正予想:-6,000万円
増減額:-19億6,000万円
【経常利益】
前回発表予想:16億円
今回修正予想:-3,000万円
増減額:-16億3,000万円
【当期純利益】
前回発表予想:1億5,000万円
今回修正予想:-13億7,000万円
増減額:-15億2,000万円
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