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特別取材

【トップインタビュー】新日本製薬(株)代表取締役社長 後藤孝洋氏(1)
特別取材
2009年10月13日 08:00

新日本製薬(株)代表取締役社長 後藤孝洋氏
「One to One health-care」で躍進 好調な業績推移と積極的な社会貢献

 九州・福岡において、市場が急拡大している通販業界。そのなかでも新日本製薬(株)は、今期も前年比20%の増収となる順調な業績を維持している。同社は業績面で好調なだけでなく、カンボジア学校支援や飲酒運転撲滅運動、障害者就労支援活動といった社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。代表取締役社長の後藤孝洋氏に、好調な業績の要因や社会貢献活動にかける思いについてお話をうかがった。

(聞き手:宮野 秀夫)

所在地:福岡市中央区赤坂1-14-22
設 立:1992年3月
業 種:化粧品・健康食品などの通信販売
年 商:(08/11)129億551万円

前年比20%の伸び率CM展開も積極的に

 —まず業績に関してですが、今期の見通しと来期の目標についてお聞かせください。

 後藤 まず、今期の売上見通しは前年比20%増を見込んでいます。単体で156億円、グループ全体で194億円強を見ています。また、来期に関しては、12月から始まる新年度では、単体で200億円を視野に入れて計画を立てていきたいと思っています。

 —最近、よくテレビCMも流されていますね。

 後藤 テレビCMのキャンペーンは、関東と福岡を中心としたエリアでやっているのですが、秋口は各地でイベントがいろいろと多くあるので、それに合わせた時期を決めて行っています。各イベントの告知も重なって多く感じられるのかもしれませんね。もうひとつは、今まではタレントの起用を控えてきたのですが、ブランドの認知を図るために、女優の藤谷美紀さんと契約をしたことです。藤谷さんは本当に肌が綺麗な方ですね。正直驚きました。

 —今も御社の主力商品としては、「ラフィネ・パーフェクトワン」なのでしょうか。

 後藤 はい、基礎化粧品では「ラフィネ・パーフェクトワン」ですね。本年度は、全体の売上構成のなかでも、パーフェクトワンを含めた基礎化粧品が占める割合が7割弱にまで広がりました。その他を占めるダイエット食品・健康食品・医薬品も定期的にご利用いただくお客様が増えたことで、販売実績を伸ばすことができたと感じています。

 —今後はどの分野を伸ばしていこうとお考えですか。

 後藤 医薬品と健康食品です。今年は医薬品では、膝、関節痛、腰痛の症状を緩和する、コンドロイチン硫酸ナトリウムを配合した「ルキナミン・フレックス」や、しみ、そばかすを緩和する、Lシステインを配合した「システィーホワイト・プラス」の2品目が比較的にけん引しました。来期は更に成長路線に乗せられるように、策を打っていきたいと思っています。この9月に順天堂大学の白澤卓二教授の監修のもと、2種類の雑穀米「国産十八建穀米」、「国産十八美穀米」の販売を開始しました。来期は、この食品の分野も広げていきたいと思っています。ヘルスケアの分野では、医薬品と健康食品、一般食品を複合的にご提案できる仕組み「One to One health-care」を実現することで、将来的には医療費の削減にもつながると思っています。それは、当社の使命でもあると思います。

~つづく~

【坂田 憲治】


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