建設業界関係者らによって設立された自民党の職域団体「自由民主党東京都未来の都市環境を考える支部」は、古賀誠氏が深く関わった団体である可能性が強くなった。
西松建設のダミー団体による違法献金事件以来、同支部による政治資金集めと、バラマキの実態について報じてきたが、同支部側への取材は難航を極めた。収支報告書に記載された連絡先に電話をかけても、1度対応したあとは全く不通。先月初旬、下旬と永田町の同支部事務所を4回ほど訪ねたが無人である。やむなく、今月初旬、支部代表者の自宅を訪問した。
東京都下のニュータウンの一画に代表者の自宅はあった。インターホン越しに取材の趣旨を説明したが、あいにく代表者は不在。用向きと連絡先を記し、ポストに入れておいたところ、数日して代表者本人から記者に電話が入った。
代表者は、同支部に350名ほどの党員がいると明言したうえで、古賀誠氏が同支部の趣旨に賛同し講演をしたことや、主導的立場にあることを事実上認めた。代表者とのやりとりについては次稿で報じていく。
(つづく)
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