日創プロニティ(株)(本社:福岡市南区、石田利幸社長)は10月14日、2009年8月期決算(非連結)発表した。
売上高は前年同期比0.6%増の20億4,400万円、経常損失は1,600万円(前年同期は5,600万円の損失)、当期純損失1,600万円(前年同期は1億6,800万円の損失)。
当期の原材料価格について、2008年3月までの異常な高騰から低価格への移行期であったため、適時・適価を意識した仕入れ体制をとっていたものの、価格変動が短サイクルであり、製品への価格転嫁が十分に行えず、利益確保の厳しい状況となった。
オーダー加工品については、シャープ堺工場向け不燃パネルなどの受注によりパネルの売上が伸びた。別注加工、ドア・特殊加工の売上高は、上半期に国内外向け大型映像装置用筐体、自動車メーカーの塗装ブース用特殊加工部材、風力発電用部材などがあったものの、下半期においては経済環境悪化の余波を受け、別注加工品の受注が大幅に減少したことにより、売上高は前年同期比12.3%増の13億2,500万円となった。
企画品については、期を通じて建築着工件数の減少となり、デッキ、波板・折板および屋根・壁材などの建築関連の金属加工製品の需要が落ち込む状況であったため、売上高は同比21.4%減の5億6,900万円となった。
その他については、売上高は同比16.7%増の1億4,900万円となった。
なお同時に、希望退職者の募集を行なうと発表している。厳しい状況が続く中、製造工程の合理化、人件費の見直しなど将来的発展に向けた確固たる経営基盤を確立するため。
募集人員は20名で退職日は2010年1月31日。
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