(株)ベスト電器(本社:福岡市博多区、濱田孝社長)は10月14日、2010年2月期第2四半期決算(連結)を発表した。
売上高は1,689億5,800万円、経常損失は4億6,300万円、四半期純損失は19億8,400万円。
アナログ停波を控えていることとエコポイント導入により、薄型テレビを中心としたAV商品と大型冷蔵庫が堅調に推移した。エアコンなど季節商品は温暖化により前年を下回った。
OA商品についてもパソコンはウルトラモバイルパソコンが牽引役となったものの、夏場以降はWindows7の買い控えの影響により、台数・金額ともに大きく前年を下回った。デジタルカメラもコンパクトおよび一眼レフタイプともに単価ダウンが激しく、厳しい状況が続いている。
また、郵便法違反事件に関連して1ヵ月間の広告を自粛したことと一時的な顧客離れにより、大型店を中心とした既存店売上高が大きく前年を下回ったこと、および価格競争による売上総利益率の低迷で利益面に関しても予定を大幅に下回った。
そんななか、業務・資本提携を締結している(株)ビックカメラとの共同出資会社で、同社のフランチャイズとして運営している(株)B&Bのビックカメラ山口店が順調に推移しており、9月には2号店として小倉南本店をリニューアルし、ビックカメラ小倉南店をオープンした。
また、当期より開店したアウトレット店が好調な推移を示していることから、今後も更なる拡大を目指していくとしている。
店舗の推移については、前原市にNew伊都店、粕屋郡新宮町にスーパーアウトレットベスト新宮店などを出店。直営店15店、フランチャイズ店8店、計23店舗を出店した。一方で非効率店舗として直営店16店、フランチャイズ店3店、計19店舗を閉鎖し、当第2四半期連結会計期間末における店舗数は直営店276店、フランチャイズ店292店の総店舗数568店となった。
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