14日、熊本・宮崎・大分・鹿児島各県生コン業界懇話会が開催された。
各組合、各社は活発な意見交換や今後についての議論が展開した。
今回の座長である熊本工組理事長の味岡生コンクリートグループ代表・味岡和國氏は、「生コン工場は、私の会社も含めていつ倒産してもおかしくない状況下にある。面子やプライドを語っている場合ではなくなってきている。笑っていられる場合ではない。業界再編に向けてお互いの企業・工場が真摯に話し合い経営合理化=工場集約化を進めていかねばならない。しなければ本当に共倒れになりますよ。自分の会社だけ考えるのでなく、業界を皆で再編していこうという意気込みが必要。私が先頭に立ってやっていきます」と工場集約化を推進する大号令を発した。
福岡地区では、サンマル・プロジェクトを実施し、生コン業界の認知度や品質第一などのPR作戦を展開し業界再編に向けて活動している。ただ、何とか業界を再編しようという心意気はこの4県の方が高い。「今の半分いや3分の1の工場数へ集約しなければならない」とある協組の理事長の言葉が何人のもメンバーから聞かれた。今後の4県内生コン業界の再編への動向に注目したい。
【河原 清明】
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