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【金子健次・柳川市長に聞く(1)】柳川の良さを活かし、みんなが笑顔で暮らせる魅力ある街づくりを
特別取材
2009年10月20日 10:46

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 4月の市長選で現職の石田宝蔵氏を破り、初当選を果たした金子健次・柳川市長。「柳川を変える」と訴え、「誠実」で「公正」な政治の実現を掲げて就任から6カ月を経過した。10月中旬、弊社のインタビューに応じた金子市長は、市民や議会に対する説明責任を果たし、行政と市民の信頼関係の回復に努めるとの抱負を語った。また、「水郷・柳川」にふさわしい観光産業に力を入れるとともに、農業・漁業者が将来に展望がもてる街づくりを目指したいとの意欲も示した。おりしも民主党政権が誕生し、中央政府と地方自治体の関係が転換を迫られるなか、柳川の振興にとっても課題が多いことも明らかとなった。

(聞き手:弊社代表 児玉 直)

 ―自治体も大転換の時期を迎えていますね。総選挙で民主党が政権を取り、首長も今までどおりにはいかない状況ですね。

 金子 今度の総選挙で、7区には2人の衆議院議員が誕生しました。これまでは、永年にわたって自民党の古賀誠議員が地元の代表として活動されてきましたが、政権が交代しましたので、政権与党の野田国義議員(民主党)ときちんとした対応をしていきたいと考えています。地元選出の国会議員と良好な関係を作っていくことが、いままで以上に重要になってきていると思います。

 ―市長就任から半年が経ちました。実際に市長として仕事をされてみて、ご感想はいかがでしょうか。

 金子 6月、9月と2回の議会を経験し、その余韻が残っている感じがします。6月議会で私は、「誠実で責任ある政治」「誰にでも公平で公正な政治」「柳川の良さを活かした政治」を実現するとの所信を表明しました。議会の一般質問では、この政治姿勢に関するものが大半でした。また新市になって、前市長時代からの懸案でもある「ピアスアライズ社」工場跡地の問題解決についても質問が出されました。この問題は事実関係を明確にしながら責任の所在を明らかにし、早期の解決を目指していく、というのが立場です。

 ―ピアス社問題は、過去4年間議会の最大テーマでもありました。今後の見通しはどうでしょうか。

 金子 アスベストに汚染されたピアス社工場跡地については、市として損害賠償請求を起こし、調停は不調に終わっています。また、石田前市長は議会の答弁で、「アスベスト除去についてはピアス社の責任においてやっていただくことになっている」と発言し、ピアス社側とそうした約束があるかのように公言してきた経緯があります。そこで、7月末に私と市職員とでピアス社を訪問し、「そのような約束はしていない。しかし責任がないとは言わない。譲るときは譲るという気持ちです」とのピアス社側からの回答をいただきました。こうしたなか議会からは、前市長の発言と異なるため「石田前市長と会って真意を確かめなさい」との要望が出されています。市としてはここを整理しないと前に進めないという段階ですので、現在調整を行なっているところです。ピアス社問題については、跡地の活用という問題もあるため、早期に解決するという方針に変わりはありませんが、議会や市民に経過を十分に説明しながら理解を得て、解決に向けて進めていくつもりです。

(つづく)

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