当ネットIBで生コンクリート業界における工場集約化を促進する記事を掲載してきた。
工場は集約化すべきであり、それもできる限り早くというのが記者の見解である。
だが現実は次のようなものだ。「集約化に関して総論は賛成だ。しかしそんなに簡単にいくものではない。経営者は頭でわかっていても、実際『さあ、やりましょう』と言った時に、自分の経営する工場が集約されるとなれば、余程のお人好しで無い限り『いいですよ』とは言わない。セメントメーカー主導の工場や、一代で築いた工場経営者、複数の工場を持つ経営者など、それぞれいろんな事情がある。そんなに簡単にいく訳がない。最良の打開策が無いから困っているのですよ」。福岡地区の生コン販売商社はこう語った。
【河原 清明】
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