無登録の違法なヤミ金融業者による一般消費者の被害が後を絶たない。2004年の「ヤミ金融対策法」施行により強引な取り立てを行う手口は影を潜める一方、最近では厳しい取り立て行為をしない“ソフトヤミ金„、完済を妨害する新手業者も現れ始めた。こうしたヤミ金市場の拡大も懸念されているが、日本貸金協会の調査によるとヤミ金融・違法業者に関する2008年度の相談受付状況は合計3,903件。相談全体の約1割を占めており、09年度上期も月平均300件前後で推移し、依然として高止まり傾向にあるという。
中小・零細業者でもヤミ金を利用している企業もありこれから年末にかけて一層ヤミ金被害の増加が非常に懸念されている。
【久米 一郎】
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