「集約化に関しては総論賛成で、いざ“やろう”となった時停滞する。なぜなら“自分の会社が集約されるのがイヤだ”という定性の部分があるし、仮に集約された時の売却金額という定量の部分がある。売却に関しては各協同組合が主導して各工場のシェア分を支払って売却し集約するのがベストではないか。ただ現状の生コン市況は前年20~30%ダウンで、月間2,000m2出荷するのが精一杯。各協同組合も以前の好況時の蓄積があった財務面でも、潤沢に資金があるとは考えられない。福岡地区ではドーケンの事例があるが、実際各組合主導で工場を買取る集約化は現状では苦しいだろう。しかし、一番手っ取り早い」とある福岡地区の生コン商社幹部が語る。
(つづく)
【河原 清明】
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