下関ブランド推進協議会(会長・中尾友昭下関市長)は19日、下関市内の水産加工業者4社が販売したフグ加工食品が国と県から賞味期限の不適正表示を指摘されたのを受けて、認定の審査方法を厳格にすることを決めた。
従来は、食品衛生法に伴う許可・届出や食品表示シールの書類確認等の方法で審査をしてきたが、今後は、試食等の1次審査を通過した事業者に対して下関保健所が立ち入り調査を実施、20項目をチェックするとしている。
同協議会は2006年からフグやウニ、アンコウ等の下関名物の水産加工品を主体に「下関ブランド」に認定して、全国に発信している。認定基準は業者ではなく、1商品ごとで、登録料は3年間3万円となっている。今回JAS法違反の立ち入り調査を受けたフグ加工食品販売の「ふるかわ」より「本格仕立てふく茶漬け」の認定辞退があり、14日付で認定から削除している。種類別の認定数は、フグ関連(5社)12品、ウニ関連(6社)14品、くじら関連(6社)12品、アンコウ関連(2社)2品、明太子関連(2社)3品、お菓子類(4社)6品、麺類(1社)2品、酒類・飲料類(2社)4品、調味料類(6社)8品、その他(6社)7品となっており、合計すると70品(10月20日現在)が登録されている。
【特別取材班】
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