2006年6月、我が国業界初の愛設生コン有限責任事業組合(LLP)が、愛知県の伸和生コン代表の新木正明氏(同事業組合副理事長)と、豊根生コン代表の熊谷行史氏によって設立された。
05年8月1日に施行された有限責任事業組合契約に関する法律に基づいていたもの。09年10月23日(金)のNet- IBで掲載したようにLLPは運営において“しばり”や制限があまり強くなく、各社各人の諸事情での活動が可能である。特に利益配分は出資額の比率に拘束されず、構成員やメンバーでルールを決めて実施できる。我が国生コン業界においては、原則協同組合による共販システムによる売買が実施されているので、各社のシェアが決まっており、そのシェアに応じて利益配分が実現出来る。
利益配分はクリア出来て次に挙がる大きな課題は、どの工場が存続するのか(させるのか)である。
(つづく)
【河原 清明】
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