様々な想いが交錯しながら生コン工場の経営者は、現状を打破するためには何がベストなのか?を日々模索している。再三述べているように経営者は基本的に“集約化は総論賛成”である。しかし、自社の工場が集約されることは“嫌だ”というジレンマがある。だが、市場・市況は待ってくれない。生コンが我が国からなくなることはないが、出荷減少傾向に歯止めは掛からないであろう。
このままなら生コン工場の破綻が続出してしまうのではと危惧している。月間約2,000m3の出荷が精一杯の状況で経営は成り立たない。比較的自由度が高く、煩雑でないLLPを使っての工場集約化は、即検討に値する手法であろう。会社を存続させることができる手法の一つでもある。1日でも早く集約化に踏み出して欲しいと願う。今後も生コン工場集約化に関する事例などを述べていく。
【河原 清明】
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