西日本鉄道(株)（本社：福岡市中央区、竹島和幸社長）は10月29日、2010年３月期第２四半期決算（連結）を発表した。
　売上高は前年同期比 15.0％減の1,518億7,800万円、経常利益は同比50.5％減の24億5,000万円、四半期純利益は同比119.7％増の４億6,400万円。

　運輸業については、景気後退の影響などにより、鉄道事業で旅客人員が前年同期比2.2％減、バス事業（乗合）で1,000円高速道路の影響や、ＩＣ乗車券への移行に伴うバスカードとの収益計上方法の差による減収などもあり、旅客人員が同比5.9％減となった。
　また、貨物運送業で取扱高が減少したことなどもあり、営業収益は同比7.0％減の467億8,800万円、営業利益は同比7.2％減の７億2,000万円。

　流通業については、(株)スピナを不動産業（一部流通業）に区分変更したことなどにより、営業収益は前年同期比14.5％減の441億5,900万円、営業利益は同比13.6％減の５億6,100万円。

　不動産業については、スピナの区分変更や分譲業での販売戸数の増加などにより、営業収益は前年同期比12.1％増の226億9,500万円、営業利益は同比7.9％減の37億4,200万円。

　レジャー・サービス業については、利用運送事業（国際物流事業）における取扱高の減少、旅行業などでの景気後退や新型インフルエンザの影響などにより、営業収益は前年同期比29.9％減の398億3,000万円となり、営業損益は６億7,600万円の営業損失。

　その他の事業については、九州メタル産業(株)での販売価格の下落や、西日本車体工業(株)などでの受注減により、営業収益は前年同期比28.0％減の169億8,600万円、営業損益は13億7,200万円の営業損失。

　また、７月30日に公表していた2010年３月期通期連結業績予想を、売上高3,100億円（増減額：－47億円）、営業利益78億円（増減額：－４億円）、経常利益58億円（増減額：－１億円）、当期純利益24億円（増減額：－４億円）に修正すると発表している。

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