九州新幹線新鳥栖駅(鳥栖市)付近に開設を目指す重粒子線がん治療施設の事業推進委員会(委員長:古川康佐賀県知事)は26日、同市で開いた会合で運営方針や資金調達などを盛り込んだ事業計画を発表した。
施設名は「九州国際重粒子線がん治療センター」に決定し、愛称を「サガハイテック」とした。今後必要見込まれる初期投資額は約150億円と見込まれ、県からの補助金が約20億円。残りの約130億円は民間からの出資と寄付で賄うとしている。
また、治療や運営を担当する財団法人「佐賀国際重粒子線がん治療財団(仮)」を来年に設立することの計画や施設の管理等の運営は財団法人とは別にSPCの「九州重粒子施設管理(株)」が担当している。「(重粒子線治療の施設は)九州発となるので積極的にアピールしていきたい」と九州重粒子施設管理(株)の担当者はコメントしている。
【道山】
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