念願の福岡にコールセンター開設 「人間力」を軸にさらなる拡大を
大阪に本社を置く(株)ツーウェイシステム。同社は22年の実績を持つテレマーケティング業者で、クライアントには福岡を代表する通販会社も名を連ねる。今回、10月13日に念願の福岡コールセンターを開設した同社代表取締役社長の千田敏雄氏に、開設に至った経緯と今後の展望についてお話をうかがった。
福岡に念願の拠点開設
—まず、御社の業務であるテレマーケティングについて、簡単にご説明ください。
千田 テレマーケティングとは、最近では「コールセンター」や「コンタクトセンター」と呼び名も変わってきているのですが、昔だと「電話代行」という呼び名をしていました。要するに、どの企業でも業務上電話がかかってきたり、逆にかけたりするのですが、その代行業務を行なっています。もちろん、メールやインターネットなどもありますが、エンドユーザーとのコミュニケーションのツールは今でも電話が主流です。年齢が高くなればなるほど電話への依存率も高くなりますし、コミュニケーションはやはり会話のキャッチボールをしていかなければなりません。
こういう業務に関しては、本来であれば各企業とも自前でやりたいのですが、人材の問題、育成の問題、雇用の問題、そして土日や夜間などの時間の問題があります。ですから、こういう部分に関して我々代行業者がサポートしていくようなかたちです。
—今、アウトバウンド(見込み顧客に電話をかけて営業する業務)とインバウンド(顧客からかかってくる電話に応対する業務)の割合は、どのくらいでしょうか。
千田 アウトバウンドが2、インバウンドが8の割合ですね。
—10月13日に福岡にコールセンターを開設されました。数年来の目標だったと聞いていますが、今回の開設に至った経緯などをお聞かせください。
千田 弊社は今期21期目の会社で、大阪が本社です。スタート時はもちろん大阪のクライアントが主だったのですが、九州のお客さまとも出張対応などで次第に接触を深めてまいりました。そうして、九州のお客さまのコールセンター業務を大阪で行なう、という時代が長く続いていました。そのうち鳥取や東京にはコールセンターを開設していったのですが、一番多くご契約していただいている福岡・九州には依然ありませんでした。今、弊社の売上の半分くらいは九州のクライアントによるものですし、やはり九州にコールセンターがあった方がいいという思いと、クライアント側からの要望も多くありました。我々も福岡を拠点に既存客や新規のお客さまをもっともっと拡大していきたいという考えがあり、双方の合致があったというところで今回の開設となりました。
【坂田 憲治】
<ツーウェイシステム 視察申し込み>
TEL:092-736-8080
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