日本乾溜工業(株)(本社:福岡市東区、内倉貢社長)は10月28日、業績予想の修正を発表した。
今回の修正の理由は、売上高については政府の追加経済対策(景気対策)によって、土木建設事業の受注環境は幾分改善されたものの、受注工事の多くが次期にわたるものである一方、新型インフルエンザをはじめとする感染症対策などの防災安全衛生用品の販売が増加したことにより、ほぼ前回予想どおりとなる見込みとしている。
利益面については、工事の原価管理を徹底できたことに加え、タイヤメーカー向けのゴム加硫材(不溶性硫黄)製造の化学品部門において前回予想時より出荷量が増加したことで採算性が向上し、売上総利益を増加させることができたこと。さらに、経費削減を全社あげて実施したことに加え、前回予想時より売上債権の回収が進んだことにより貸倒関連費用が圧縮できた結果、営業利益、経常利益、当期純利益が前回予想を上回る見込みとしている。
なお、期末配当金については、普通株式1株当たり1円の予定に変更はない。
◇2009年9月 通期業績予想数値の修正
(2008年10月1日~2009年9月30日)
【売上高】
前回発表予想:100億円
今回修正予想:99億3,000万円
増減額:-7,000万円
【営業利益】
前回発表予想:7,000万円
今回修正予想:1億5,500万円
増減額:8,500万円
【経常利益】
前回発表予想:7,000万円
今回修正予想:1億5,500万円
増減額:8,500万円
【当期純利益】
前回発表予想:8,000万円
今回修正予想:1億7,000万円
増減額:9,000万円
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