ロイヤルホールディングス(株)(本社:福岡市博多区、今井明夫社長)は10月30日、2009年12月期第3四半期決算(連結)を発表した。
売上高は前年同期比6.0%減の847億9,800万円、経常利益は同比28.2%増の18億4,600万円、四半期純利益は7億7,300万円(前年同期純損失2億円)。
特別損益として、閉鎖を予定していた店舗の一部について、賃貸借契約条件の変更などにより店舗営業の継続を決定したことなどに伴う店舗閉鎖損失引当金の取崩し8億7,900万円などを特別利益に計上した。
一方、投資有価証券について時価の下落による評価損4億5,900万円などを特別損失に計上している。
外食事業においては、景気悪化により消費者が外食を控える傾向は依然として強く、高速道路サービスエリア内などの一部店舗を除いて各種業態で来客数が減少したため、売上高は前年同期比7.4%減の691億1,300万円となった。損益面については、適正なコスト管理や固定費の削減などの経費削減に努めたほか、不採算店舗の整理を推し進めたことにより、営業利益は前年同期比154.1%増の14億2,200万円となった。
食品事業においては、景気悪化の影響により製造・出荷が伸び悩み、売上高は前年同期比6.7%減の23億4,500万円となったものの、製造部門全体の生産性向上に注力した結果、営業利益は前年同期比33.2%増の2億1,400万円となった。
機内食事業においては、M&Aによる福岡空港での事業基盤拡大があったものの、新型インフルエンザの世界的な流行などにより搭乗客数が減少したことに伴い、機内食を搭載する路線が相次いで廃止・
減便となるなどの影響を受けた。売上高は前年同期比13.6%減の42億6,000万円、営業利益は同比36.9%減の4億9,900万円。
ホテル事業においては、当第3四半期連結累計期間において「リッチモンドホテル」を秋田、成田、鹿児島に開業。前期に開業したホテルとともに増収に寄与し、売上高は前年同期比11.4%増の90億7,900万円と伸張した。しかし損益面において、景気悪化の影響によりビジネス需要が減退し、稼働率と客室単価が低下したこと、および新規開業費用や販売促進費用などの負担も加わり、営業利益は同比44.0%減の2億9,700万円となった。
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