ZENNAMA(全国生コンクリート工業組合連合会)の発表によると、2009年9月度の全国生コンクリート総出荷量は、前年同月比84.7%の744万3,000m3。09年度上半期は前年同期比85.5%の4,228万8,047m3。
総出荷は31ヶ月、官公需が32ヶ月、民需が29ヶ月連続の前年同月比マイナスとなっている。
4~9月上半期の前年同期比では総出荷が4年連続、官公需4年連続、民需3年連続の前年同期比でマイナスとなった。また上半期ベースでは総出荷・官公需・民需全て過去最低の出荷量となった。
九州地方の9月度出荷は97万1,523m3と前年同月比82%。上半期は567万7,811m3で前年同期比83.1%。福岡県の9月度出は荷22万7,630m3で前年度同月比64.4%。上半期は145万6,462m3前年同期比73.3%。
全国の2009年度上半期出荷量は4,228万8,047m3。工場数は09年3月現在で3,911。平均出荷は1,802m3/月。工場数のスクラップ&ビルドがあり変動しているであろうが、月間約1,800m3が今の生コン工場の現況を象徴している。
月間1,800m3の生コン出荷で正常な経営マネジメントが出来るであろうか?一刻も早い経営合理化および工場集約化の実施を!このままでは今後約半数の工場が淘汰されるであろう。意固地になっている場合ではない!
【河原 清明】
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