報じてきた「自由民主党東京都未来の都市環境を考える支部」は、建設業界による自民党の職域支部である。その証左は、同支部が政治資金を集めはじめた06年の企業献金の項目を見れば一目瞭然。大半が建設業界、団体からの献金である。(06年、同支部収支報告書参照)
企業献金の総額は2,300万円。このほか、個人献金が700万円集められている。さらに、西松建設のダミー団体「新政治問題研究会」から300万円、全国不動産政治連盟から700万円、東京不動産政治連盟から500万円と、政治団体からの寄附が1,500万円に達する。特筆すべきはやはり西松ダミーからの献金である。
最大の謎は、この自民党支部が誰のために設立されたのかである。今度は、集められた金がどのようにばら撒かれたのか見てみよう。
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(つづく)
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