コゲツ産業(株)は、日本水産の100%出資子会社、(株)ニシショウからスケコ事業を除く
食品卸部門を譲り受け、10月1日付で新会社「(株)ニシショウ産業」を設立した。
新会社は、資本金3,000万円でコゲツ産業が70%、日水が30%出資。本社を北九州市小倉北区のコゲツ産業本社に置き、社長にはコゲツ産業の本村道生社長が就任した。
コゲツ産業は日水製品の販売代理店で、日水とは緊密な関係にある。
今回、卸子会社の整理を進めている日水が、ニシショウが明太子の原料であるスケコ製品の販売で多額の焦げ付きを出したことを機に、コゲツに事業譲渡を打診。コゲツは水産物卸に進出できることや、マルキョウなど取引のなかったスーパーに販売先を拡張できることからこれに応じた。
ニシショウの09年3月期の売上高は約180億円。このうち、スケコを除く冷凍魚などの水産物は約150億円。
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