年末に向けて企業倒産とともに住宅ローンの延滞増加が懸念されている。日本銀行によると住宅ローン利用者の債務不履行が増加しており、6カ月未満に返済不能に陥る比率が急増しているという。 2009年9月以降の金融危機による企業倒産に伴い失業者の増加や所得減少がサラリーマン世帯の住宅ローン返済に影響を及ぼしている。個人住宅の競売物件数は7カ月連続で7千件を超え、9月は8,624件と増加の一途である。
【久米一郎】
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