民主党福岡県連内部の内紛劇が拡大しそうだ。今月8日告示、15日投開票の筑後市長戦をめぐり、水面下での争いが続いている。
同市長選については、民主党福岡県第7区総支部(支部長・野田国義衆院議員)が筑後市議の推薦を機関決定し、県連に正式な推薦の要請を行なっていた。これを受けた県連は選対委員会で対応したが、一部県連幹部が推薦決定の引き延ばしを画策。7区総支部はもちろん連合福岡関係者らの反感を買ってしまった。
組合関係者などに突き上げられた県連サイドは選対委員会で市議の推薦を決めたものの、最終決定権をもつ県連常任幹事会での決定をたな晒しにする作戦に打って出た。告示まで3日を切ったというのに7区総支部が推す現職市議への推薦は正式決定しそうもない。民主党国会議員団からも県会議員を中心とする県連執行部に対し、不信感が渦巻いているという。筑後市選出の自民県議と県連幹部の連動を疑う声が再燃し始めた。
火種をかかえたまま今月21日の県連大会をむかえる。
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