政権交代後、初の本格論戦が行われている国会を訪ねた。驚いたことに未だに議員宿舎が決まらない衆院議員の数は30人にのぼるという。新人の大量当選で赤坂の衆議院宿舎が満杯になっているが、それ以外に宿舎がないとされる。衆議院の青山宿舎は建物が存在するが廃墟同然となっており、「人が住める状態ではない」(衆議院職員)。
確認したところ、青山宿舎を改装するなどして「人が住める状態」にする予定だとしているが、時期的な目処は全くたっていないという。宿舎が定まらない議員たちは、ウイークリーマンションを利用したり、都内の身内の住まいに身を寄せるなどして急場を凌いでいる。
衆議院に話を聞いても、宿舎問題についてのはっきりした回答は得られず、各党任せの状況。来年度予算の審議を行う重要な国会で、毎晩のねぐらの心配をしなければならないようでは、いささか心もとない。
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