8日告示の筑後市長選挙(15日投開票)を前に、民主党福岡県連が重大な局面を迎えている。
同市長選の推薦候補決定をめぐり、一部県連幹部らが正式推薦を阻止する動きに出ていることが顕在化。連合福岡など関係方面から突き上げられたあげく、選対委員会で推薦候補を決めたものの、民主党福岡県連としての正式決定には至っていない。肝心の「常任幹事会」が開かれず、選対の決定が宙に浮いた形となっているのである。
報じてきたとおり、一部県連幹部は、先月の早い段階から「推薦はペンディング」と語っており、筑後市長選での民主推薦は容易に決まらないと思われていた。
おさまらないのは同党福岡県第7区総支部(支部長・野田国義支部長)である。早い段階で同支部としての推薦候補を機関決定しており、県連幹部の対応に憤りを隠さない。民主党の要、小沢一郎幹事長の事務所に直談判に及んだ関係者もいたとされ、党本部としても黙認できない状況になりつつある。
関係者からは県連幹事長の責任を問う声が高まっており、ここ数日の動きに注目が集まることになりそうだ。
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