福岡2区の稲富修二衆院議員(民主、当選1回)陣営による、巨額政治資金流用問題を取り上げてきたが、同陣営の政治資金管理に対する杜撰な対応ぶりが、またひとつ明らかになった。
昨年5月、稲富議員は、自身の資金管理団体「いなとみ修二後援会」に対し500万円を貸し付けており、収支報告書にも記載がある。(政治家の財布といわれる資金管理団体に金を貸しつけて、政治資金から返してもらうという神経は理解できないが・・・)
当然、収支報告書の『資産等の状況』を記すページには、「借入先ごとの残高が100万円を超える借入金」について『有』にチェックが入らなければならないが、同団体の報告書ではチェック漏れとなっていた。さらに、「資産等の内訳」として借入金について報告するページは丸ごと抜け落ちていた。
稲富議員の政治資金管理の杜撰さは、収支報告書そのものにも表れているのである。
報告書から抜け落ちていたページ |
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