(株)Misumi(本社:鹿児島市、岡恒憲社長)は11月10日、2010年3月期第2四半期決算(連結)発表した。
売上高は前年同四半期比28.2%減の237億2,100万円、経常利益は同期比28.9%増の5億4,700万円、四半期純利益は同期比65.7%増の1億9,600万円。
主力であるエネルギー事業において、燃料油やLPガスの販売に加え、将来性の高い太陽光発電や燃料電池など新エネルギー関連機器の販売を4月より開始し、事業構造の転換を進めたとしている。
石油関連商品販売事業では、販売価格の低下などにより売上高は大幅に減少するとともに、競争激化の影響などにより利益面においても厳しい結果となった。
売上高は前年同四半期比36.8%減の140億4,500万円、営業利益は同期比35.3%減の2億500万円。
ガス関連商品販売事業では、安定的に収益を確保するために、価格設定方法の見直しなどによる適正な価格転嫁を図るなど収益の確保に努めたものの、販売価格の低下などにより売上高は大幅に減少した。
売上高は前年同四半期比23.7%減の39億の5,400万円、営業利益は同期比84.3%増の3億8,100万円。
外食事業では、4月より「なめらかプリン」などで知られる「パステル」商品の販売をオプシアミスミ内で開始するとともに、7月には鹿児島市内で2店舗目となる「ピザハット伊敷店」をオープンした。
売上高は前年同四半期比2.2%増の23億6,300万円、営業利益は同期比19.0%増の2億68百万円。
書籍・CD販売等事業では、大型複合書店の「ブックスミスミオプシア」を中心に品揃えを強化し、全店舗においてポイントカード会員の拡大を図ることで顧客の囲い込みと来店頻度のアップに繋げ、収益性の向上に努めた。また、大型商業施設の「オプシアミスミ」ではイベントやフェアを継続的に実施し、集客力の強化に努めた結果、来場者数は順調に増加している。
売上高は前年同四半期比3.0%増の22億1,300万円、営業利益は同期比186.8%増の9,400万円。
建設関連事業では、受注件数が減少し、厳しい結果となった。
売上高は前年同四半期比3.8%減の4億7,900万円、営業損失は6,000万円。
自動車関連商品販売事業では、エコカー減税などの対象車種が多いスズキ車の販売に注力し、収益の確保に努めるとともに、車検・整備部門の入庫率の安定化や中古車などの在庫圧縮を図るなど、収益性の向上に取り組んだ。
売上高は前年同四半期比0.7%増の4億7,400万円、営業利益は400万円。
その他の事業では、ミネラルウォーター事業の強化を目的として、新たに多機能型のウォーターサーバーを導入し、新規顧客の開拓に取り組んだた。また、安定的な収益を確保するため、引き続きネット販売の拡充や宅配部門の強化に努めた。
売上高は前年同四半期比2.5%の1億8,900万円、営業損失は600万円。
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