三越伊勢丹ホールディングスが9日発表した岩田屋の9月中間決算は、売上高が前年同期比9.7%減った437億7,500万円。営業利益は▲4億5,600万円、経常利益は▲5億5,000万円、中間利益(第2四半期純利益)は▲3億9,300万円と、いずれも昨年上期に続き2期連続の赤字になったが、経常と中間損益の赤字幅は縮小した。
売上は当初予想(441億円)を下回ったが、9月のセールが効いて予想に近い数字にこぎつけた。営業、経常赤字は予想をやや上回った。
来年3月期の売上高は、当初予想の922億円から919億2,200万円(前期比7.4%減)に
減額修正する。
営業利益は5億円から1億5,100万円、経常は3億円の黒字予想から6,000万円の赤字に、当期純利益は2億円から1億9,000万円の赤字に下方修正する。
岩田屋は今年10月15日に三越伊勢丹HDの完全子会社になったことに伴い、
10月福証上場を廃止した。このため、同社単独の決算発表は9月中間期からなくなる。
<岩田屋09年9月中間>単位百万円、カッコ内前年同期、▲欠損
|
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら