≪下関ブランド推進協議会が生まれた背景を追う(4)≫
江島潔・下関市長は、2005年3月の新設合併(下関市・菊川町・豊浦町・豊北町)に伴う下関市長選挙に立候補した。旧下関市では対立候補の中尾友昭氏の票が多かったが、知名度に勝る江島氏が郡部で票を集め、山口県会議員から転じて立候補した中尾氏(4万3,468票)・松原守氏(2万6,838票)の両氏を破って辛くも当選を果たしている(当日有権者数23万8,549人、投票者数11万7,608人。投票率49.30%)。
中尾氏は水産業界からの支援を受けて立候補したが、合併した郡部での得票が伸びず惜敗している。江島氏と中尾氏の票差は、わずか2,500票であった。
中尾氏の経歴は、中央大学法学部卒、東亜大学大学院修了。税理士。下関唐戸魚市場(株)の取締役を経て、99年4月に下関市議に初当選した。03年4月、山口県議に初当選したが、任期途中で下関市長選挙に立候補しての敗北であった。
【特別取材班】
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