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特別取材

企業の社会貢献とNPOとの新しい関係づくりへ(4)
特別取材
2009年11月10日 08:00

チェルノブイリ医療支援ネットワーク理事 寺嶋悠氏

企業とNPOの未来
ベラルーシの雑貨.jpg
 ――企業と合同でされている取り組みについてお尋ねしたいのですが、遠賀郡でコーヒーを輸入・販売している(株)ウィンドファームさんと連携されているそうですね。コーヒーを飲めば、その収益の一部が募金の一部に組み込まれるというのは良いアイデアだと思います。

 寺嶋 ウィンドファームの中村社長が本NPOの立ち上げメンバーだったというのがきっかけですね。現金の寄付ではなく、買い物を通して支援ができる、コーヒーを飲みながら支援ができることは、現金による寄付よりさらに広がりを持ち、多くの方に関わっていただけるのではと思います。

 ――10月12日にはチャリティヘアサロン・スネガビーク(スネガビークとはロシア語で『雪だるま』という意味)を開催しておられますね。

 寺嶋 会場は大村美容専門学校に提供いただき、ヘアカットは5社のサロンから15名以上の美容師が参加、そしてイベント用にシャンプー剤を無償で提供して下さる会社もありました。専門学校の先生方や生徒さんもお手伝いをしてくれ、毎年大変盛り上がる看板イベントの一つです。多くの方々と企業にご協力いただいた結果、今年は20万円以上の寄付を集めることができました。

 ――今後は企業とNPOとが連携してさまざまな取り組みを行なっていくことが必要になってくると思います。

 寺嶋 社会貢献といえば大企業ばかりが注目されますが、地場の企業や事業主の方が私たちと活動に取り組んで下さることを本当にありがたく感じています。1社ではなく複数の企業がそれぞれ持てるモノ・技術を持ち寄るという国際貢献の形もありますし、地場だからこそ、互いに顔が見える密な協働やボランティア活動ができるのではないでしょうか。
 会社のブランドイメージ向上としてのCSR(企業の社会的責任)だけではなく、企業とNPOのつながりをどう発展させていくのか。NPOも考えなければいけないし、企業もどうあるべきか考えていかなければならないと思います。NPOも企業も社会に関わるものという視点に立ち、互いに対等でより良い関係づくりを続けていきたいですね。

(つづく)


<チェルノブイリ医療支援ネットワークへのお問い合わせ先>
〒811-3102 福岡県古賀市駅東2-6-26 パステル館203号
TEL/FAX:092-944-3841
Email:jimu@cher9.to
H P:http://www.cher9.to/


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