金融庁に寄せられる貸し渋り・貸しはがしに関する情報が減少を続けている。2009年7~9月に金融サービス利用者相談室と金融円滑化ホットラインで受け付けた貸し渋り・貸しはがし情報は合計106件で、4~6月の200件から半分近くまで減少している。これで、09年1~3月から3四半期連続して前期比減少になった。
08年秋以降、世界的な金融危機で貸し渋りが再び問題となったが、緊急保証制度や貸し出し条件を変更しても不良債権に該当しない基準が緩和されたことなどから金融機関の融資スタンスも変化しているようである。
【久米 一郎】
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